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セルビッジデニムって何?

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近年、テレビCMなどでも目にする事が増えたセルビッジデニムという言葉。デニムは生地の事を指しますが、セルビッジとは何なのか。聞いた事はあるけど、詳しくは分からないといった方も多いかもしれません。

今回はセルビッジデニムについてお話していきます。

 

 

 

 

もくじ

1.セルビッジって何?

2.手間のかかるセルビッジデニム

3.セルビッジデニムの特徴とは

 

1.セルビッジって何?

まず、セルビッジデニムのセルビッジとはどういうものかを見ていきましょう。

 

セルビッジとはデニム生地の両端にある白い部分のことを指します。

英語では「selvedge」または「selvage」と表記され、その意味を調べると、「織物の耳・織物の主となる部分と異なった糸または織り方を用いて、織物の両側にほつれを防ぐために細いテープ状に織りつけた織り端」とあります。

 

このセルビッジデニムを使用して作られたジーンズは、アウトシーム(ジーンズの外側のライン)の内側にセルビッジが見えるジーンズとなる訳です。ジーンズ愛好家には、セルビッジデニムを使用したジーンズを好む方も多いです。

 

 

 

2.手間のかかるセルビッジデニム

様々なデニム生地がある中で、セルビッジデニムが良いと言われるのはなぜでしょうか。

セルビッジデニムはデニム生地としては高価な部類に入ります。その理由として、セルビッジデニムを織るには旧式の力織機(シャトル織機)を使用しないといけない点が上げられます。

 

力織機(シャトル織機)とは

シャトル(杼)と呼ばれる器具が緯糸を左右に往復しながら生地を織り上げていく織機です。

一本の糸が途切れず往復するため、生地の両端にセルビッジが出来上がります。

 

現在、多くのデニム生地は、量産のためにオートメーション化された高速織機(レピア織機など)を用いて織られています。高速織機はシャトルが使用されないため、緯糸が往復する事はなく、切れっぱなしになります。したがって、両端にセルビッジが織られることはありません。高速織機は一度に織れる生地の幅が広く、織るスピードも非常に早い織機です。

 

それに対して、セルビッジデニムを織る旧式の力織機(シャトル織機)は、一度に織れる幅が約80cm前後。これは高速織機の約半分です。生地を織るスピードも力織機は高速織機の約3分の1程度。一日の生産量でいくと高速織機の6分の1しか織れません。

 

 

 

また、力織機は機械自体が古く、取り扱いが難しいため、熟練した技術を持った職人が、調整をしながら織っていきます。季節•気候、糸の太さや種類、どのような生地を織りたいか、様々な要素を加味して、機械の調子を見ながら力織機でデニム生地を織れる技術を持った職人は日本でも僅かになってきております。このように、時間と手間をかけ織られるセルビッジデニムは、高速織機で量産されるデニム生地より希少で高価なものとして扱われるのです。

 

3.セルビッジデニムの特徴とは

ではセルビッジデニムの特徴を見ていきましょう。

分かりやすい特徴として、セルビッジデニムを使用して作られたジーンズにはアウトシームの内側にセルビッジが出てきます。

 

裾を折り返してはくと、一目でセルビッジデニムが使われていることが分かります。

ファッションや、ジーンズが好きな方はこの部分のをチェックしている方も多いので、ジーンズをはく上で、非常に重要なポイントになります。

 

また、セルビッジデニムの最大の特徴はデニム生地の風合いにあります。

 

 

 

量産のデニムを織るために使用される高速織機は、生産スピードを上げたため、弊害が起こりました。シャトルを使用しない機構のため、あまり太い糸が使えないということ。また高速で生地を織るため、経糸を強く張り、糸が切れないように糊を多く使用します。そして、規則正しいスピードで動くため、出来上がったデニム生地の表面が平になり過ぎ、味気ない仕上がりになるのです。

 

対して力織機では、職人が織るスピードをコントロールしながらゆったりしたテンションでデニム生地を織ることができます。糸に合わせて適度なテンションで、ゆっくり織り上げたデニム生地は、綿糸の持つ本来の凸凹が残り、良い意味でムラができます。このムラがジーンズ愛好家が好む、セルビッジデニム独特の色落ちを生むのです。そして、ゆっくりと織ることにより、デニム生地は空気を含み、生地の目が詰まらず、はいていくごとに体に馴染むはき心地の良いデニム生地になります。

 

 

 

量産のデニム生地には出せない、独特の風合いはこうして生まれます。セルビッジデニムの良さは、はき込んでこそ分かるものかも知れません。

 

まとめ

「セルビッデニムとは、熟練の職人が手間と時間をかけ織り上げる、非常に風合いの良いデニムである。」といことがお分かり頂けたでしょうか。

 

現在、国産の上質なセルビッジデニムを織れる職人は、高齢化のためどんどん減っていっております。その反面、セルビッジデニムも近年、世間のニーズの変化に伴い、ストレッチ素材のものや、見た目を模した廉価なもの登場しているようです。

 

もちろん、それらが悪い訳ではありません。しかし、買い手や売り手、作り手がセルビッジデニムの本質を理解して選んでいかないと、近い将来、高品質のセルビッジデニムが作れなくなってしまう状況になるかもしれません。

 

ジーンズを選ぶ時に、自分の好みにあったジーンズはセルビッジデニムかを考えてみるのも面白いですね。

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