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デニムの色落ちとは?

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ジーンズを着用していく上で、ジーンズ好きの方々が非常に気にすることがあります。

それはジーンズの色落ち。

 

今回はジーンズの色落ちってどういうことなのをテーマに掘り下げていきたいと思います。

 

 

目次

 

1、デニムが色落ちするメカニズム

2、どこが色落ちするの?色落ちする箇所と名称。

3、良い色落ちってなんだろう?

 

1、デニムが色落ちするメカニズム

 

初めになぜデニムは色落ちするのかというところから考えていきましょう。

ジーンズやデニムジャケットはデニム生地から作られております。このデニム生地を織るために使われる糸が大きな要因となるのです。

一枚のデニム生地を織るために、通常2種類の糸が使われています。一つは、インディゴに染められている「縦糸」。もう一つは、染められていない白のままの「横糸」。縦糸が表に、横糸が裏に出てくるので、ジーンズを表から見ると青く、裏から見ると白いわけです。

 

色落ちと呼ばれる現象を生み出すのは、このデニム生地を織る時に使われる「縦糸」に関係があります。

縦糸はインディゴで染められた糸。

インディゴ染めとは、本来は天然インディゴ(植物性染料としてキアイ、タデアイ等から採られる)で染める事を指していましたが、現在では合成インディゴ(石油を原料とし、天然インディゴと全く同じ成分構造の合成染料)で染める事が主流となりました。

 

この合成インディゴで縦糸を染めていきます。

 

 

 

合成インディゴの染め方は特徴できで、「ロープ染色」という、ロープ状に束ねられた原糸を染料の液槽に漬ける→空気に触れて酸化する、という工程を繰り返し行う方法で染色します。

 

なぜ繰り返し染色するのかというと、インディゴは染着力が非常に弱いからです。何回も繰り返し染色する事で、あの濃いインディゴブルーに染まっていくのです。

 

それでも、空気中の酸素と結合しにくい糸の中心までは染まらず「中白」という現象が生まれます。

ジーンズをはいているとインディゴで染められた縦糸が、摩擦したり洗濯したりする中で、徐々に表面が削られていきます。こうして糸の染まっていない部分「中白」が見えてくることをデニムの色落ちというのです。

 

2、どこが色落ちするの?色落ちする箇所と名称。

 

色落ちのメカニズムについてお話させて頂いたところで、次は実際にジーンズをはいていく内に色落ちをしていく箇所についてお話をしていきます。

 

ジーンズ愛好家の間では、ポイントとなる箇所の色落ちがいかに良いかを語り合うというようなことも多くみられます。また色落ちのことを「アタリ」と呼ぶこともあります。

 

それでは、代表的なアタリの箇所をご紹介いたします。

 

 

「ヒゲ」

 

ジーンズの前面のポケットの下辺りからモモの付け根周辺までに出来る、筋状のアタリ(色落ち)のことをヒゲと呼びます。

その名の通り、色落ちした様子が髭のように見えることからこの愛称がついたと言われております。足の付け根辺りから下方向に向けて伸びるヒゲを「下りヒゲ」と呼ぶこともあるようです。

このアタリができる要因は、屈んだり、座ったりした時にできる横筋状のシワが擦れて部分的に色落ちすることで生まれます。

 

「ハチノス」

 

足を曲げた時にヒザ裏にシワができ、これが擦れることにより創られる多角形状の色落ちです。見た目、蜂の巣に似ていることからそう呼ばれてます。

こちらも屈んだり、座ったりという動作が多いとできやすい色落ちの1つです。

 

「ミミのアタリ」

こちらはセルビッチ(耳付き)デニムに見られる色落ちです。

ジーンズの外側の継ぎ目の両端に見られます。

 

「裾のアタリ」

 

こちらは古い裾上げ専用のミシンで裾上げを行なうことによって生まれるアタリです。

生地を捻りながら縫っていくので、はき込むことでウネウネとした色落ちが出ます。

 

「バックポケットのアタリ」

 

お尻のポケットにモノを入れる方は日常の生活の中で、財布やスマートフォンなどポケットに入れているモノの角が擦れ色落ちをしていきます。また、古い年代の設定のジーンズではポケット口に隠しリベットという金具が付けられているので、その部分が顕著に色落ちします。

隠しリベットのアタリは設定年代を知る目安にもなりますね。

 

「タテ落ち」

 

こちらは箇所ではありませんが、ビンテージのジーンズに見られるデニムの色落ちの仕方をこのように呼びます。縦に白い線状の色落ちをするためこのような呼び名がつきました。

この要因は、まだまだデニム生地を織る技術や糸を作る技術が成熟していなかった頃、糸の太さのムラや織り込みのムラが擦れる箇所の色落ちの進み具合を不均一にしたことによります。

現代ではレプリカ系のブランドはあえて、ムラ感のデニム生地を作ることでこのタテ落ちを作り出したりもしております。

 

3、良い色落ちってなんだろう?

 

今回はデニムの色落ちについてお話をしてきました。最後に良い色落ちとは何だろうと言うことを考えたいと思います。日本では90年代に起こったレプリカジーンズブーム以来、様々な雑誌などのメディアで「良い色落ちの仕方」指南といったことが多く取り上げられてきました。

もちろん、良い色落ちの捉え方は個人差があります。

一概には言い切れませんが、良い色落ちとは自然にはいてできる個人個人の生活の痕跡だと考えます。

 

元々、ジーンズは作業着でした。現代で色落ちが評価されるビンテージジーンズも、当時は只々仕事ではいて、汚れれば洗濯をしてを繰り返したと想像ができます。

 

そう、当時の人は良い色落ちにしようとは考えていなかったはずです。

 

 

人のライフスタイルは様々あります。ジーンズをはいて、座ることや屈むことが多い人はヒゲやハチノスが出来やすいでしょう。歩くことが多い人はモモの辺りが良く色落ちするでしょう。

もちろん、体型によっても変ります。ピッタリはくか、ゆったりはくかでも変ります。

 

そうして、はく人のライフスタイルの中で、自分の体と生活に沿って自然に生まれた色落ちこそが「良い色落ち」だと思います。

 

あまり難しく考えずに自然にジーンズをはく。

それが一番ですね。

 

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