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デニムの細部を見てみる。糸の番手とは!?

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ジーンズを形づくる素材として、とても重要な要素、糸。以前に縫製糸の種類について色々とお話をいたしましたが今回はジーンズの縫製に使われる縫製糸の太さに重点をおいてお話をしていきます。

 

目次

1、糸の番手ってどういうこと?

2、アイテム別、糸の番手。

3、どの太さで縫われている?ジーンズの箇所で見る糸の番手。

 

 

1、糸の番手ってどういうこと?

 

 

まず、普段聞き慣れない言葉だと思いますが、糸の番手についてお話していきましょう。

糸の番手とは本来、糸の重さの単位のことです。

糸の「ある一定の重さに対しての長さ」のことを表しております。

しかし、縫製関係者やメーカーなど作り手も一般的な見解としては「太さ」として認識をしております。

 ただ同じ素材の糸でも撚りが強いと見かけは細く見えますし、 逆に撚りが甘いと太く見えますので、 正確には番手=太さでは無く、基本的に重さに対しての長さとなります。

 

この番手は数字で表され、数値が少ないほど太く(重く)なります。

重さ1ポンドで長さ840ヤードのものを1番手として、数字が大きくなるほど糸は細くなっていきます。

 

ざっくりと説明させて頂くとこのようになります。

 

厳密には糸を形成する繊維の種類や素材によって、規格や計算式が異なったりするため全ての糸が同じ番手でも同じ太さになるとは言えません。

 

また、世界を見渡すと国によって使用している規格が異なる場合があるので、番手の表示も変ります。これはあくまで日本での規格と思っておいて頂くのが良いですね。

 

 

2、アイテム別、糸の番手。

 

ジーンズの縫製に使われる糸の番手の種類は、一般的に30番手、20番手、8番手、6番手が殆どになるといっていいでしょう。

もちろんメーカーや仕様の違いによって、違う番手の糸を使って縫われているジーンズもあります。

 

では、他の洋服はどのような太さの糸で縫われているのでしょうか?

基本的に糸の番手は縫う生地の厚さによって変えていきます、薄い生地を縫う時は細い糸、厚い生地を縫う時は太い糸というのがセオリーです。

 

ここで一般的な例を上げていきます。

 

90番手

シフォン生地など極薄の生地を使用した衣料など。

 

80番手 

アンダーウェア、ブラウス、ドレスシャツ、シーツなど。

 

60番手

メンズウェア全般、レディスウェア全般、アンダーウェア、カーテン、ベビーウェア

、ナイトウェアなど。

 

50番手

メンズウェア全般、レディスウェア全般、作業服、スポーツウェア、ユニフォーム

、コートなど。

 

30番手

衣料品のステッチ、ニット素材の製品など。

 

20番手

ジーンズ、カバン、厚手の布帛アウター類、ボタン付けなど。

 

8番手

ジーンズ、カバン、レザージャケット、革製品、ボタン付けなど。

 

 

 

これらはあくまで一般的な例ですが、こうして見てみると世の中の衣料品の多くは60番手や50番手の糸で縫われているというのが分かりますね。家庭用ミシンなどで使われる糸も大体60番手が多く、手芸屋さんなどで多く見かけられる太さの糸がこれになります。

 

ジーンズの縫製では20番手の糸がメインで使われます。デニム生地というのは生地の中でもかなり厚手の生地に分類されます。生地が厚くなると、縫うためにはミシンもパワーが必要になります。太い糸を使うと針も太くなります。その分、しっかりと縫い上がるの丈夫な製品ができあがるのです。

 

 

3、どの太さで縫われている?ジーンズの箇所で見る糸の番手。

 

では、ジーンズはどのような箇所がどの番手の糸で縫われているのでしょうか?

ジーンズの縫製に使われる糸の番手の種類は、一般的に30番手、20番手、8番手、6番手と先ほどいいました。この中でもメインで使われる糸番手は20番手と30番手になります。

 

 

 

 

ジーンズの縫製で使う縫い方は大きく分けると4種類あります。

 

本縫い(シングルステッチ)、環縫い(チェーンステッチ)、カン止め、オーバーロック。

その中でも、様々な箇所で多く使われる縫い方が本縫い(シングルステッチ)、環縫い(チェーンステッチ)となります。その2種類の縫い方で20番手と30番手を使うため、比率が多くなるのです。

 

本縫いと環縫いは、使用するミシンの仕組み上、上糸と下糸という2つの糸を使って生地を縫い止めていきます。20番手は上糸に、30番手は下糸に使われます。

 

基本の糸のルールとして、上糸に対して下糸(ボビン)は細めの組み合わせの方が、糸締まりがよく縫い目としては安定します。

 

 

これを踏まえてジーンズを見ていくと下記のようになります。

 

 

○6番手で縫製されている箇所

 インシームとアウトシームの地縫い

 小股

 腰のサイドのステッチ

 

6番手の糸はこの中では一番太い糸になります。ジーンズの前と後ろを繋げ合わせたり、股の部分や、腰の部分の補強をするのに使われているのです。

負荷がかかる部分は太い糸でしっかりと縫い合わせて強度を持たせるためです。

 

 

 

○8番手で縫製されている箇所

 内股のチェーンステッチ

 腰の帯入れ

 

こちらも負荷がかかりやすい箇所なので、太めの糸を使います。

 

○20番手、30番手の組み合わせで縫製されている箇所

 前面のポケット口

 ポケットの袋

 後ろポケット

 バックヨークの巻縫い

 裾など

 

ジーンズの中では使用箇所が多く、万能な糸の組み合わせです。

箇所によって、表から縫うところと、裏から縫うところがあります。

 

 

 

○30番手で縫製されている箇所

 オーバーロック全般

 カン止め

 ベルトループ

 

特殊な縫い方をするミシンでは30番手が多く使われています。

 

 

ジーンズは元々作業服でした。縫う箇所によって糸の太さや縫い方を変えて、強度や動きやすさを確保していたんですね。今、はいているジーンズの糸の太さがどうなっているか見てみると作りこみが分かるかもしれないですね。

 

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