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September 22, 2017

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ジーンズを支える素材。縫製の要、糸について

December 1, 2017

ジーンズを作る上で欠かせない素材は沢山あります。デニム生地はもちろんですが今回は糸についてお話していきます。

 

デニム生地を織るのにも糸が必要ですが、そのデニム生地同士を縫い合わせるのに大変重要な役割を担うのが縫製糸になります。

 

 

 

 

まずは一般的な糸の説明から始めたいと思います。

衣類の縫製はジーンズ以外にも、洋装から和装、手縫い、ミシン縫い、種類、素材で多種多様なものがあります。

そのジャンルごとに使う糸も変わります。ここでお話しする一般的な糸とはジーンズの縫製をする時の代表的な糸の種類となります。縫うものが変れば使う糸も変ります。

 

糸は大きく2種類に分かれます。 フィラメント糸とスパン糸です。 

 

 

 

フィラメント糸

フィラメント糸は長い繊維をそのままの長さの状態で糸にしたもの。繊維をそのまま糸として使えるので撚りはあまり必要ないです。 天然繊維ではシルクがフィラメント系です。

 

スパン糸

スパン糸は紡績糸とも言われます。 短い繊維を平行に引きそろえながら細くし撚りをかけて糸にします。 短繊維は撚りをかけることで初めて糸になります。 撚りを掛けることで繊維同士が絡み合い、締め付けあって滑りにくくなり、引っ張っても繊維が抜けない糸としての形と強さが生まれます。 スパン糸は撚りを強くしたり弱くしたりすることによって、特性や品質を変えることができる糸です。

 

アパレル関係の方でも、スパン糸と聞くとポリエステル系の糸をイメージしてしまいますが、実は糸の繊維の長い、短いという話なんですね。さらにそれぞれ、天然繊維か合成繊維かという分かれ方をしていきます。

 

 

それを踏まえ、ジーンズの縫製の使われている糸を大きく分けると3種類の糸があります。

 

 

 

綿糸(カタン糸)

スパン(合成繊維)糸

コアヤーン糸

 

ジーンズのお好きな方は聞いたことがあるかもしれませんね。

大別でいくと綿糸(カタン糸)もスパン(合成繊維)糸も短繊維の紡績糸となりますが、ショップ、メーカー、工場でも一般の総称では、カタンと言えば天然の綿、スパンと言えば短繊維の合成繊維を表すことが多いです。(以下合成繊維の短繊維をスパン糸記載します。)

 

それぞれに特徴があり、良い点も悪い点もあります。

それらを詳しく見ていきましょう。

 

綿糸(カタン糸)

天然繊維である綿100%で作られた糸です。

耐熱性に優れておりますが、糸自体の伸びが少なく、合成繊維の糸に比べると強度が劣ります。

 

大きな特性として、天然の素材であるため染めやすく、退色もしやすいというのがあります。

また、綿の性質上、水を通ると縮みます。綿のため肌触りが良く、経年変化します。

 

 

スパン糸(合成繊維糸)

合成繊維で作られた糸です。主にナイロンやポリエステルが使用されております。

糸の強度が高く、糸自体の伸度があるため切れづらいという利点があります。そのため、高速でのミシンの縫製に耐え生産性の高い糸です。

また合成繊維のため、糸になった後での染色はできず、洗濯などでの色抜けもほとんど起こりません。現代の縫製では耐久性や生産性からスパン糸が主流となって使われております。

 

 

 

コアヤーン糸

簡単に説明すると綿糸とスパン糸をハイブリッドした糸です。

名前の通り、コアヤーン糸は芯(コア)にポリエステル(長繊維)を使い、その周りを綿(短繊維)で覆った糸です。芯にポリエステルを使うことによって、スパン糸で上げた強度面や摩擦耐性を上げて、表面は綿の風合いや肌触りを持つ良いとこ取りの糸と言えます。

 

これらがジーンズ縫製で主に使われる3種類の糸です。

 

あなたならどれがいいと思いますか?

それはジーンズに何を求めるかということになります。

 

ジーンズの縫製では1960年代頃まで綿糸が使われておりましたが、産業の発展や需要の拡大に合わせてスパン糸が生まれ、縫製糸の主流を取って変られました。

 

 

 

拡大する需要に合わせて、生産量を上げるためミシンは高速化が進みます。高速で動くミシンに対して綿糸は切れやすく作業が中断しやすい、また高い技術が必要になるという問題が生まれます。それを解消するために縫いやすく縫製時に切れにくいスパン糸(合成繊維糸)が開発されました。それに合わせ、ジーンズの縫製の仕方も変わっていきます。

 

しかし、ビンテージジーンズの風合いを出すには綿糸の使用は必須条件となります。

それは先にいった特性が大きく関わります。生機のデニム生地と綿糸が一緒に縮むことで縫製の強度が増し、デニムと一緒に退色する糸もデニム愛好家たちの心を揺さぶるポイントとなります。

綿糸での縫製は高い技術が必要になります。そうすればコストも上がります。

コアヤーンはそのようなジレンマの中で、生まれたハイブリッドな糸かもしれません。

しかし、コアヤーンも完璧ではなく、どちら付かずといった側面もあります。

 

 

 

どの糸が一番ということはできません。しかし、自分の買ったジーンズがどのようなコンセプトの元に作られているかを考えたとき、どの種類の糸が使われているかを見てみるのは面白いかもしれませんね。

 

糸の一本までこだわっているか。そんな見方もあります。

 

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