オーバーオールとサロペットって何が違うの?
- fareastern1849
- 2017年11月8日
- 読了時間: 4分
サロペット、何年か前から普通に耳にするようになりましたがそもそもどんなものでしょうか?この言葉を聞いてあなたはどんなものをイメージしますか?
今や、ほとんどのショップに行っても置いてあるアイテムですが昔からあるオーバーオールとの違いは何なのでしょうか?どちらもデニム生地などを使った上下ひとつながりのアイテムを想像する方が多いでしょう。
サロペットとは、フランス語でsalope(汚れた、汚い)からきた言葉で、仕事で汚れる場合に着る上っぱりなどの仕事着というのが元々の意味で、英語のオーバーオールと同義語になります。

では、オーバーオールとは?
こちらも、全身を覆う形状をした作業着全般を指し、特に胸当てとサスペンダーのついたズボンを指します。
他には、左の太腿外側にハンマーループ(金槌をぶら下げるための輪)、右の太腿外側にスケールポケット(定規をぶら下げるための縦長のポケット)がついているものが多く見られます。
元々は、中に着ているトップスに汚れがつかないように作られた服だったが現在では作業着はもちろん、子供の遊び着やファッショとしても愛用されています。また、肩からつり腹部を締め付けないのでマタニティウェアとしても用いられていますね。
ようはサロペット=フランス語、オーバーオール=英語の違いがあるだけで意味は同じようです。
他にも、単にイメージですがレディースファッション界ではサロペット、メンズファッションではオーバーオールと呼ばれているような気もしますね。
やはり、男性が着るオーバーオールとレディースのサロペットでは素材、シルエット、が大きく違うように思います。
サロペットは女性仕様のものがおおく、素材はデニムをはじめ、コーデュロイ、リネン、レーヨン、ベロア、スウェードなどの柔らかい素材も多く、ストレッチのきいてるものや柄物もよく目にします。
シルエットも細身でテーパードがきいてる印象です。また胸当ての先端が高い位置にくるものは女性向きとして映りが良いです。
一方、オーバーオールは圧倒的によく目にするのがデニム地ですね。他に、コーデュロイなども見かけますが元々は作業着がルーツになっていますのでサロペットに対して丈夫な生地が多いです。他に、ポケットも沢山ついてあったり、また、撥水性や、撥油性のある生地を使っているものも見かけます。

防水加工が施された生地やビニール素材は水場の作業にも最適です。
シルエットも身体に沿うと言うよりは全体的にだぼっとした雰囲気ですね。
ただ、どちらにも共通しているのがわざわざコーディネートを考えなくてもささっと着てしまえばそれなりのお洒落上級者に見えるって事でしょうか。
1枚でもサマになり、何より着ていて楽チンなアイテム。1つあれば簡単にコーディネートが完成してしまうとても便利なアイテムですよね。
現在では、作業着としてはもちろん、ファッションアイテムの1つとしても広く愛用されています。
どちらも立派なお洒落アイテムとして認知されているみたいですね。実際に着ている方も昔よりよく見かけるようになりました。
昔、私が中学生の頃大好きな歌手がタンクトップに少しゆるめのの真っ白のオーバーオールを着ててとても衝撃的だったのを今でも覚えています。ただでさえ可愛くて大好きだったのにその姿はもうあり得ないくらいの可愛さで凄く印象的でした。それからしばらくはその姿が頭から離れなくて真似して着ていましたね。
中に着る物によって雰囲気もずいぶんと変わりますし、女の子はジャストサイズで着る他にもあえて少しオーバーサイズ気味で着るといい感じのゆるさが出て可愛いなぁと思います。
可愛くなりすぎて子供っぽくなってしまうとの声もありますが、メンズっぽいアイテムこそ、女性独特の骨格の華奢さであったり柔らかい雰囲気が更に際立つような気がします。
泥臭いオーバーオールにあえてvintageのレースのトップスなんて組み合わせも女性ならではの着こなし。
緩めのシャツをロールアップして足下はヒールなんてのも。
サロペットにしろ、オーバーオールにしろどちらも着方や、合わせるアイテムによって女の子でもより女性らしく着こなせるという事ですね。
あなたのワードローブにも加えて、お洒落な着こなしを堪能してみてはいかがでしょうか。
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