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アメリカの歴史の中のジーンズ。

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ジーンズの変容は、アメリカの歴史の中にあります。

先のコラムでお話したようにジーンズの起源はワークウェア。

 

労働者が、より丈夫で長く着用できる作業服を求めた所から生まれたジーンズは、時代に合わせながら少しずつ進化をしていきます。

 

1800年代の末から1900年代初頭は主に、鉱山労働者や森林労働者、農夫などがはいておりましたが、1920年代の自動車産業の発展により機械工など工場従事者が着用するようになります。

 

 

 

 

また、アメリカ西部のカウボーイ達もジーンズを作業着として愛用しておりました。

そんななか起きたのが1929年の世界恐慌によるアメリカ経済の悪化でした。その煽りを受けた西部の牧場主たちは『デュード・ランチ』と呼ばれる牧場観光を企画。当時の映画に多く出演していたのは開拓時代のカウボーイ達。多くの富裕層が映画やポスターでみたカウボーイ達への憧れから、自分たちも同じようにジーパンをはいて牧場で休暇を過ごしたのです。

こうしてジーンズは1930年代の世界恐慌の波を乗り切ったのです。

 

 

 

ジーンズに大きな変革をもたらしたのは、1940年代。

第二次世界大戦はアメリカ国内の産業に大きな制限をあたえます。物資統制(国からの命令でディテールや部材の変更を余儀なくされた)はジーンズの形を変えました。

また軍事産業が盛んになり、多くの労働者がデニム製の作業服を求めます。ジーンズ以外にも多くのワークウェアが発展した時代です。

ちなみに、日本にジーンズが入ってきたのは、戦後すぐの40年代半ば。日本に進駐してきたアメリカ軍の払い下げ品のジーンズが闇市などで出回ったのが始まりと言われております。

 

 

 

 

1950年代、第二次世界大戦が終わり戦勝国となったアメリカは高度経済成長の時期を迎えます。アメリカは世界一の経済大国となり、多くの国にアメリカの文化が普及し拡散されていくのですが、もちろんこの中にはジーンズという文化も含まれていました。

映画や音楽の文化も花咲き、銀幕のスターやロックスターが数多く生まれます。

この頃から、ジーンズは作業服から自己主張のアイコンへと変化をしてきます。

映画のスターに憧れたティーンエイジャーが、こぞってジーンズをはきました。

ジーンズが労働者の作業着から若者の普段着、大人への反抗のシンボルとなったのです。

 

 

 

 

少し別の話になりますが、この頃からミシンも高速化が進み、縫製や生産の体系が変化していきます。これがディティールの変化に繋がっていくのですが、これはまた別の機会に。

 

そして、1960年代、70年代になるとファッションとしての要素が色濃くなります。

フレアパンツの登場やカラーデニムなど、様々なバリエーションが増え、一般化していきます。また、全世界でカウンターカルチャーや、アメリカでのヒッピームーブメントなど若者文化の象徴として取り上げられることが増えていき、今日のジーンズ文化の基が築かれていきました。

 

こうして歴史を振り返ってみると、現在の私たちの生活に何気なくある衣料の中で、ジーンズほど歴史の変容を感じさせてくれるものは無いのかもしれません。

少しづつ形と用途を変えながら、しかし、ベースとなるものは100年以上変らずにある衣料は他にはありません。その背景を踏まえてジーンズをはくとさらに愛着が生まれますね。

語れる1本、探してみませんか。

 

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